カテーテル治療の現状を知る

日々進化を遂げているカテーテル治療

カテーテル治療はまだまだ歴史が浅い医療方法だと言えます。その為、日々カテーテル医療は進歩しているのです。カテーテルは動脈であれば身体の何処の部分からでも挿入することが可能だとされていますが、これまでは足の付け根部分にある大腿動脈から挿入するのが一般的でした。

これは足の付け根部分の動脈が身体の中にある動脈の中でも非常に大きくカテーテルの操作性に優れていることと、万が一なにか異常が生じても対処しやすいという利点があった為です。しかし、1つだけ大きな欠点があったのです。それは治療後の止血の問題です。

当初止血をする為に6時間から8時間ほどの時間が必要で、その間は圧迫して安静にしておく必要があったのですが、近年では止血の時間短縮の為に新薬などの開発が進み、圧迫する時間も半分の4時間程度で済むようになったのですが、それでも患者さんにとっては負担が大きいと言われていました。

その為、近年ではより患者さんの負担が少ないとされている手首や肘付近にある動脈からカテーテルを挿入するという方法が主流になりつつあります。大腿動脈に比べて動脈の管径が小さくなりますので、より高い技術が必要になります。このようにカテーテルを手首などから挿入できるようになったのにもカテーテル治療の進歩が隠されているのです。その秘密とはカテーテルの直径なのです。

これまで一般的に使用されていたカテーテルの太さは直径2.7mmだったのですが、開発技術の進歩により今では直径2.0mmのカテーテルが多く使用されています。その為、比較的動脈が細い手首などでもカテーテルの挿入が可能になっていると言えるでしょう。